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「固定電話って必要?」と思いながらも、惰性で契約を続けていませんか?実は固定電話の維持費は、年間2〜5万円に上るケースも。今回は村松先生と一緒に、固定電話を本当に続けるべきかを冷静に考えてみましょう。
村松先生、うちは固定電話を引いているんですが、実際にかかってくるのはほとんど迷惑電話だけなんですよね。でも解約していいのか不安で……。
さおりさん、固定電話の「惰性契約」は40代に多いパターンです。まず費用から確認しましょう。NTTの固定電話(加入電話)の場合、基本料金だけで月1,700〜1,900円かかります。そこに通話料が加わると——
固定電話の月額費用の実態
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金(一般住宅・市内) | 1,760円〜1,870円/月 |
| ナンバーディスプレイ | +330円/月 |
| 通話料(固定→固定、昼間) | 3分9.35円〜 |
| 通話料(固定→携帯) | 1分17.6円〜 |
| 月額合計(通話込みの目安) | 3,000〜5,000円/月 |
| 年額合計 | 36,000〜60,000円/年 |
月3,000〜5,000円は、年間3.6〜6万円です。「ほとんど使っていない」なら、この費用はほぼ無駄です。固定電話番号の「権利」自体は電話加入権(かつて7.2万円で購入したもの)ですが、解約後も番号の「休止」という選択肢もあります。
解約か「IP電話への切り替え」か——判断基準
「IP電話」ってよく聞きますが、普通の固定電話とどう違うんですか?
IP電話は、インターネット回線を使って通話するサービスです。NTTの物理回線とは異なり、月額費用が大幅に安くなります。
| 選択肢 | 月額費用 | 電話番号 | デメリット |
|---|---|---|---|
| NTT加入電話(現状維持) | 3,000〜5,000円 | 市外局番あり | 費用が高い |
| 光電話(ひかり電話) | 500〜550円/月+通話料 | 市外局番あり | 光回線契約が必要 |
| IP電話(050番号) | 0〜330円/月+通話料 | 050番号 | 110・119等に繋がらない |
| 完全解約+スマホのみ | 0円(スマホ代のみ) | なし | 固定番号がなくなる |
光回線を既に契約している方には「ひかり電話」への切り替えが最もコスパが高い選択です。NTT加入電話から光電話に変えるだけで、月2,500〜4,500円のコスト削減になります。年間3〜5万円の節約効果です。
スマホのみで問題ない生活スタイルかどうかを確認する方法
完全に固定電話を解約する場合、生活に支障が出ないか心配です。どうやって確認すればいいですか?
以下のチェックリストで確認してみてください。
固定電話なしで大丈夫かチェックリスト
- □ 過去3ヶ月で固定電話にかかってきた重要な電話はあったか?(迷惑電話除く)
- □ 固定電話番号を登録している公的・重要な機関はないか(銀行・保険・行政等)
- □ 家族全員がスマートフォンを持っているか
- □ 子どもの学校への連絡はスマホで可能か
- □ 在宅ワークで固定電話番号が必要な業務はないか
- □ FAXを使う必要があるか
上記のすべてに「問題なし」と答えられるなら、固定電話の完全解約が検討できます。確認が難しい場合は、まず「ひかり電話」や「IP電話」への切り替えから始めるのが安全です。
固定電話が必要なケース
どういう場合は固定電話を残しておくべきですか?
以下のケースでは固定電話の維持を検討してください。
| ケース | 対応策 |
|---|---|
| FAXの送受信が必要 | ひかり電話+複合機で対応可能 |
| 子どもが一人で家にいる時間がある | キッズ携帯またはキッズスマートウォッチを検討 |
| 高齢の親が固定番号しか知らない | 番号ポータビリティで携帯への転送設定 |
| 自宅でのビジネス(フリーランス等) | 050番号のIP電話で対応可能 |
| 停電時でも電話が必要(災害対策) | 携帯の充電器・モバイルバッテリーで対応 |
携帯電話への転送サービスの活用
固定電話にかかってきた電話を、スマホで受けられるようにする方法はありますか?
転送サービスを使えば固定番号を維持したまま、スマホで受けられます。NTTの「ボイスワープ」がその代表例です。
| サービス名 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| NTTボイスワープ | 220円/月+転送通話料 | 条件指定転送可能。着信時・話中時・応答なし時に設定可 |
| ひかり電話転送 | 無料〜 | 光電話オプションとして利用可 |
| 050IP電話アプリ | 0〜330円/月 | スマホで050番号の発着信が可能 |
まとめ:固定電話の見直しロードマップ
- STEP1:過去3ヶ月の通話明細を確認し、実際に使っているか把握する
- STEP2:光回線を使っているならひかり電話への切り替えを検討(月500円程度で維持できる)
- STEP3:固定番号が不要ならスマホのみに完全移行(年間3〜6万円の節約)
- STEP4:子ども連絡用が必要なら、キッズ携帯(月550〜1,000円程度)に切り替える
固定電話の見直しは即効性が高い節約術です。年間2万円以上の削減は、多くの40代家庭で実現できます。