【事例】40代のリフォーム費用180万→110万に削減!複数見積もり比較で70万円浮かせたコツ


「リフォーム費用が思ったより高い」「複数の業者に見積もりを取ったら金額がまちまちで迷った」

40代で持ち家の修繕が必要になった時、多くの人が直面する悩みです。私も相談者からこうした相談を受けることが多いですが、リフォーム費用は「工夫次第で30~50%削減できる」ことをご存知ですか?

このページでは、CFP認定FPとして1000件以上の相談を受けてきた経験から、「家計を傷つけないリフォーム選択」の方法をお伝えします。

目次

私が見てきたリフォーム失敗事例

あるご家庭のお話です。

52歳の会社員・Sさんは、築20年の一戸建てに水漏れが見つかり、慌ててご近所の工務店に見積もりを依頼しました。

提示された金額は180万円

「修繕費が180万円?」と驚いて、相談に来られたんです。

私が「複数の業者に見積もりを取りましたか?」と聞いたところ、「いいえ、この工務店だけです」とのこと。

そこで、複数の業者に改めて見積もりを依頼してもらいました。結果は——

  • A工務店:180万円(最初の見積もり)
  • B建設会社:135万円
  • C大手リフォーム:110万円

同じ工事内容なのに、最安値と最高値で70万円の差です。

結果的にC社を選んで、110万円で工事が完了しました。

村松先生

この40%近い差は、単なる「会社の規模の違い」ではなく、営業方法や施工の効率化、部材の仕入れ方が異なるからです。つまり、比較することで自動的に「最適な金額」が見えてくるんですよ。

リフォーム費用が高い本当の理由

なぜ、同じリフォームなのに業者によって金額が違うのか。

それは、リフォーム業界に「定価」がないからです。

例えば、一般的な浴室交換の場合:

  • 浴槽本体:メーカーのカタログ価格は決まっているが、業者によって仕入れ価格が異なる
  • 工事費:職人の時給、工期の長さ、下請けの有無で変動
  • 利益率:会社によって20~40%と大きく異なる

つまり、「この値段が相場」という概念が存在しないのです。

だから、複数の業者から見積もりを取ることが、唯一の「適正価格」を知る方法なんですよ。

40代が陥りやすいリフォームの間違い

間違い1:「知り合いの工務店だから安心」と1社だけで決める

親友や知人の工務店を使うのは良いことです。でも、金額の比較をしないまま「ここでいいや」と決めるのは危険です。

知人だからこそ、「複数社の見積もりを見てからでも遅くありませんか?」と聞いてみてください。信頼できる工務店なら、その提案を歓迎するはずです。

間違い2:「今年中に終わらせたい」という焦りで交渉をしない

40代は仕事が忙しく、「早く終わらせたい」という心理になりやすいです。

ですが、その焦りが「見積もり比較を省略」→「高い金額で工事開始」という流れを作ります。

最初の2~3週間で複数見積もりを取ることは、その後の10年間の家計負担を大きく左右します。

間違い3:「一括で大工事」を選択する

「せっかくだから、この際にトイレも、玄関も、すべて修繕しよう」という選択肢です。

気持ちは分かりますが、リフォームは「優先順位」が重要です。

緊急度の高い順に(例:水漏れ → 屋根 → キッチン)対応すれば、その間に貯蓄も進みます。

複数見積もり比較で30~50%削減する方法

ステップ1:リフォーム内容を「書面で整理」する

各業者に同じ条件で見積もりをしてもらうため、まず自分たちが何をしたいのかを紙に書きます。

  • 修繕対象:浴室の交換
  • 希望する浴槽のタイプ:ユニットバス(1620サイズ)
  • 工期:2週間以内
  • 予算の目安:◯◯万円~◯◯万円

この「書面」があれば、業者も同じ条件で見積もりを出しやすくなります。

ステップ2:複数の業者に同じ内容で見積もり依頼

最低でも3社。できれば5社に依頼しましょう。

  • 大手リフォーム会社(例:リショップナビ経由で複数社)
  • 地域の工務店(知人の紹介でOK)
  • 建設会社(新聞の折り込みチラシなど)

「複数見積もりを取っています」と正直に伝えてOKです。それが相場を知る正当な方法ですから。

ステップ3:見積もりを「項目ごと」に比較する

金額の合計だけを見ると「A社が安い」と思っても、詳細を見ると以下のように違うことがあります。

項目 A社 B社 C社
浴槽本体 ¥600,000 ¥550,000 ¥500,000
工事費 ¥800,000 ¥700,000 ¥750,000
その他諸費用 ¥200,000 ¥150,000 ¥100,000
合計 ¥1,600,000 ¥1,400,000 ¥1,350,000

例えば、C社が「その他諸費用」で100万円と低い理由は何か。「品質が落ちるのか」「効率化しているのか」を確認する必要があります。

ステップ4:信頼できる業者と交渉

「B社が150万円、C社が135万円で、あなたは140万円と聞いています。どうしたら140万円で対応できますか?」

このように具体的に聞くことで、業者も見積もりを調整してくれることがあります。

リフォーム業者を選ぶ時のチェックリスト

金額が安いだけでなく、以下も確認しましょう。

  • □ 施工実績が豊富か(同じ工事の事例を見せてもらう)
  • □ 保証期間はどのくらいか(最低5年は欲しい)
  • □ アフターサービスは充実しているか(水漏れ時の対応など)
  • □ 見積もり後の値段変更はないか(明記されているか)
  • □ 工期中のトラブル対応は大丈夫か(追加工事が必要になった場合など)

実例:築25年の家を200万円で改修した話

別のご相談者・Tさん(54歳)の事例です。

築25年の家が経年劣化で、屋根、外壁、内部配管の修繕が必要でした。

最初の見積もりは合計350万円

「その金額では新NISA投資ができない。何か方法はないか」と相談に来られました。

ここで実施したのは:

  1. 優先順位の整理:屋根(緊急度100%)→ 外壁(中程度)→ 配管(5年後でOK)
  2. 今年は屋根のみに絞る:100万円
  3. 複数見積もり取得:屋根工事だけで3社から見積もり
  4. 業者交渉:最安値70万円から80万円での成約
  5. 外壁・配管は来年以降:計画的に進める

結果:今年の負担は80万円に削減。翌年、外壁工事で別途80万円。計画的に進めることで、家計への負担を大幅に軽減できました。

さおり

「全部まとめてやらなきゃ」という思い込みが、逆に家計を圧迫していたんですね。優先順位で判断するというのは、他の家計改善でも応用できそう。

村松先生

その通り。リフォームも保険も、「全部やらなきゃ」という完璧主義が、最も高くつくんです。「今年は屋根」「来年は外壁」と計画的に進めれば、1年ごとに貯蓄も進みます。それが本当の家計改善ですよ。

複数のリフォーム業者を比較して、最適な価格と信頼できる業者を見つけましょう。以下のサービスなら、複数社の見積もりを一括で取得できます。

まとめ

40代のリフォームは「家を直す」だけでなく「家計を守る」という観点が重要です。

複数見積もりで30~50%削減、優先順位で計画的に進める。この2つで、人生100年時代に向けた資産形成を両立させることができます。

リフォーム見積もりを取る際は、以下のリショップナビなどを活用して、複数の業者を比較することをお勧めします。

40代だからこそ直面する「リフォーム + 親の介護」同時発生

さおり、ここからが 40 代 50 代にとって本当に大切なお話なんです。

村松先生

リフォーム相談で気づくのは、40代が直面している「二重の課題」です。子どもの教育費が終わる時期と、親の介護が必要になる時期が重なるんですよ。

実際、私の相談者の中で最も多いリフォーム相談は、こんなケースです:

事例:YさんとZさんの場合(50代夫婦)

  • Yさん(50歳):子ども 2 人が社会人になり、教育費が終わった。同時に親の介護施設入居費が 150 万円必要に。さらに、親の一人が「やっぱり自宅で暮らしたい」と希望。親の home stay の準備で、トイレの手摺追加、段差解消、浴室の滑止め工事が必要に。当初 300 万円と言われたが、優先順位をつけて実施し、初年度は 120 万円で済ませた。
  • Zさん(55歳):親の相続で 800 万円を受け取った。相続税対策として、親が住んでいた実家のリフォームを検討。築 35 年の家を 250 万円で改修。子ども世代へ資産継承するなら「古い家を直してから」という判断。

さおり

あ、そういえば私の両親も最近「実家が古くなってきた」って言ってました。子どもが独立すると、やっぱり親のことが気になるようになるんですね。

子育て終了→親の介護へ。40代のライフステージ転換期を乗り切る家計戦略

40代から 50代へかけて、多くの人は以下のような「人生の転換期」を経験します:

ライフステージ 住宅関連課題 家計への影響
40代前半:子育て後期 教育費が最大ピーク(大学費用など)。自宅修繕は後回し 月 10~20 万円が教育費
40代後半:子育て終了期 教育費が急減。でも住宅老朽化が目立ち始める(築 25 年超え) 急に 100~300 万円のリフォーム費用が必要に
50代前半:親の介護期 親の介護費 + 自宅のリフォーム(バリアフリー化)の同時発生 月 5~15 万円の介護費 + 200 万円のリフォーム
50代後半:老後準備期 親の相続(実家のリフォーム・売却判断)+ 自分たちの老後へ向けたバリアフリー化 相続税 + 親の実家リフォーム 150~500 万円

つまり、40代は「貯蓄できる最後の 10 年間」であり、同時に「大きな出費(リフォーム・介護)が押し寄せる時期」なんです。

親からの遺産・贈与で「実家のリフォーム資金」を活用する戦略

相続や親からの贈与を受けるときに「そのお金をどう使うか」は、人生後半の家計を左右する大決定です。

よくある間違い:「相続したお金 = とりあえず貯蓄」と思う。でも実は、親が住んでいた実家が「古い状態」のまま残ると、その後の売却時に大幅に価値が低下します。

スマートな活用法:相続で受け取った 500 万円のうち 200~300 万円を「親の実家のリフォーム」に充てる。そうすることで:

  • 親が「自分たちのリフォームの時間をもらえた」という心理的満足
  • 実家を売却する際、リフォーム済みの状態で「高く売れる」
  • あるいは子ども世代が「親の実家を継承する」場合、初期投資が減る

実は、この「相続 → 実家リフォーム」というプロセスは、多くの 50 代が直面する課題なのに、多くの人は「複数見積もりの大切さ」を知りません。だからこそ、親の相続が来た時点で「複数のリフォーム業者に見積もりを取る」ことが、人生を変える判断になるわけです。

村松先生

親の介護資金 + リフォーム資金の同時発生を避けるなら、子どもが独立した 40 代後半から、自宅のメンテナンス計画を立てることが重要です。そして、その資金を親からの支援や相続でまかなえれば、自分たちの老後資金を守ることができるんですよ。

最終更新日:2026年04月01日

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